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在仙台ブラジル名誉領事館

本日、2月18日より、宮城県仙台市において、東北地方を管轄とするブラジル名誉領事が再び任命されたことを嬉しくお知らせいたします。

新たに名誉領事に就任されたのは、日本国籍を有する菊池義人(きくち よしひと)氏です。菊池氏は音楽リハビリテーション分野で実業家として優れた実績を持ち、地域のブラジル人コミュニティと密接な関係を築いておられるほか、近年では幾度となくサンパウロ大学(USP)を訪問するなど、同大学との学術的な繋がりも深めてこられました。

新名誉領事には、企業活動にも携わる傍ら、東京の市民評議会メンバーでもあるオオツキ・ヴァレリア氏が協力し、活動を支援します。

菊池氏のご活躍が、東北地域のブラジル人コミュニティにとって大きな支えとなり、東京の在日本ブラジル総領事館との連携強化、同地域における領事支援の提供、そしてブラジルと日本の商業、経済、文化、学術交流の促進に貢献されることを確信しております。

なお、名誉領事の職務は主に名誉的なものであり、CPF、パスポート、戸籍登録等の公的書類の発行は、引き続き在東京ブラジル総領事館が専任で行うことを申し添えます。

仙台の名誉領事館に関する詳細情報は以下のリンクよりご覧いただけます:
🔗 https://www.gov.br/.../consulado/consulados-honorarios
📘 在東京ブラジル総領事館のFacebookページ

名誉領事とは何でしょうか?

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名誉領事とは何か、ご存知ですか?

 

このテーマについては多くの人が疑問を持っています。そもそも「領事」とは何でしょうか?「名誉領事」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか?その人はどのような役割を果たしているのでしょうか?これらは、海外に住むブラジル人の間でよくある質問です。

簡単に言えば、名誉領事とは、ブラジルの大使館や領事館が存在しない都市で、ブラジルを公式に代表する人物のことです。

実際には、名誉領事は地域に住むブラジル人を支援するために、自発的に活動する人です。この人物は、ブラジル政府から正式な肩書きを与えられ、その支援活動を行います。

通常、名誉領事館は、ブラジル人が多く住む地域、特に大使館や主要な領事館から離れた場所に設置されます。

領事の仕事とは?

それでは、領事は具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?その役割とは?

 ブラジル人の保護と支援

  • 海外にいるブラジル国民の権利を守る

  • 緊急時に、現地在住者や観光客へ支援を提供

🔹 特別な状況への対応

  • 拘留中のブラジル人を訪問し、状況を確認

  • 巡回領事館(コンスラード・イチネランチ)と協力し、支援活動を行う

このように、領事は海外にいるブラジル人を守り、困難な状況でもサポートする重要な役割を担っています。

ブラジル人コミュニティの強化

  • 地域のイベントや交流会、活動を企画・参加

  • 海外でブラジル文化を広める活動を行う

🔹 国際関係の促進

  • ブラジルと現地国との商業・文化・科学・経済のつながりを強化するために活動

  • ブラジルの公式な外交機関(大使館や総領事館)がない場所での支援も行う

📌 重要ポイント:

名誉領事は外交官ではありません。
この役職はブラジル政府から正式に任命されたボランティアであり、海外に住むブラジル人コミュニティにとって非常に重要なサービスを提供しています。

日伯の友好が末永く発展しますように!

2016年、日本の東北地方(宮城県)にある洞林寺の庭園に、日伯の揺るぎない絆の象徴として、初めてのイペー・アマレーロ(黄色いラッパのような花をつけるブラジルの樹木)の苗木が植えられました。これは、宮城県出身の洞林寺の開基者とブラジルとの長年の繋がりによるものです。寒く雪深い東北の地で、ブラジル原産の黄色い花が咲くのは稀なことであり、パンデミック中の2020年に初めて開花したのは特筆すべき出来事でした。それから4年後の2024年、イペーは再び花を咲かせ、日伯の絆をさらに強めることの重要性を再確認させてくれました。この友情がこれからも末永く繁栄しますように!

宮城、東北、そしてブラジル:歴史的な絆

東北地方の宮城県とブラジルとの最初のつながりは、1803年という特異な出来事にさかのぼります。その年、宮城県石巻市出身の和歌宮丸の乗組員4名が、遠く離れたブラジル・サンタカタリーナ州の海岸に漂着し、フロリアノポリスに上陸しました。この注目すべき出来事は、日本が外国との接触を避けていた鎖国時代に起こりました。

それから1世紀以上が経った1908年、日本人の公式なブラジル移民が始まりました。最初の移民船「笠戸丸」には、宮城県出身の目黒氏の家族8名も乗船していました。

この2つの歴史的な出来事――予期せぬ和歌宮丸の漂着と、宮城県出身者が最初の移民団に含まれていたこと――は、宮城県・東北地方とブラジルとの深く長い絆の始まりを示しています。

新たな時代が古き絆を強める:日本・東北とブラジル

2025年2月18日より、東北地方・宮城県仙台市は、ブラジルとの関係において新たな章を刻み始めました。日伯間の交流、特に高齢者健康プログラムを含む社会福祉分野で顕著な実績を持つ菊地善人氏が、東北地方における在仙台ブラジル名誉領事に就任したのです。

名誉領事としての主な使命は、東北地方の地域社会と在日ブラジル総領事館との円滑なコミュニケーションを促進することです。さらに、地域における領事支援の強化に努め、日伯間の商業、経済、文化、そして科学の分野における交流を一層深めていくことが期待されています。

この新たな時代は、長い歴史に根ざした絆の強化と、より明るい未来へ向けた扉を開くものです。

ブラジルと日本の友情が今後もますます花開きますように!

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