7/17(日)から7/31(日)の期間にて草の根技術協力事業「サンパウロ市における音楽リハビリを活用した介護予防モデル構築」の一環として初めての本邦研修が行われました。
参加者はサンパウロ大学老年学部の教授陣等10名。
研修では介護予防等マニュアルの確認や音楽リハビリデイサービスゆらリズムでの音楽リハビリプログラムの見学、介護予防教室の視察、県庁やJICA等への表敬訪問などが行われました。
△宮城県知事 村井 嘉浩知事と
研修員からは、JICA や宮城県庁、ゆらリズムなどサポートしてくれたすべての方々への感謝の言葉をはじめ、
・細かいところまで考えて研修を組み立ててくれた
・研修を通じてゆらメソッドの流れをより理解することができた
・理論だけではなく、今回見学した日本のインストラクターの表情や態度は参考になる
・このメソッドは様々な高齢者と交流することができると確信できた等の声が聞かれました。
研修期間はコロナ禍ということで⾧期間より短期間で集中して行うと考え、また10 名の研修員のスケジュール調整から今回の日程や期間を決定しました。
マニュアルの最終化や研修員の音楽リハビリに対する習熟度の確認、その習熟度に対するプロジェクトマネージャーからの講義・視察といったやりたいことが山のようにあり、この研修期間ですべて行うというのはかなり厳しいことは予想していました。
しかし、短い研修期間でも多くの成果をあげることができたと実感しています。
今までならオンラインでは難しいことでも、本邦研修後は日本とブラジルとの意思疎通がオンラインでもスムーズに行うことができる基盤を作れたことは大きいと考えます。
また、研修員全員が音楽リハビリを今まで以上に有用だと感じ、サンパウロで広めていきたいという気持ちがさらに高まったこと、どのような場面でも主体性を持ってよりよい結果を残していこうという探求心と向上心を感じることができました。
今後、プロジェクトを牽引していくのはプロジェクトマネージャーではなく現地のトレーナーでありインストラクターです。
乗り越えるべき課題が今後発生しうることは言うまでもないですが、現地とのやり取りを今以上に強化して今後の活動を進めていきたいと考えています。
プロジェクトマネージャー 菊地
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